紹介
挨拶 / 所長 / 顧問・研究員 / 開所趣意書 / 規程
挨拶
学習する大学組織を創る
本来、大学はその誕生からして自ら学習していかなければならないものです。
現在の大学は、日本に限らず岐路を迎えているのではないでしょうか。世界情勢は、日々変化しており、世界平和への道は険しいと感じています。
そのなかで、最高学府である大学は、その在り方を常に模索し続け、過去の失敗を教訓として、卓越したバランス感覚の下、形式的ではなく実質的に、権威的ではなく理性的に、クローズではなくオープンに、厳格ではなく寛容に、そして内向きから外向きに、学生、教員、職員が、自ら考え行動し、学習する組織を創造することが今こそ求めるものだと、ウニベルシタス研究所は、確信しています。
ウニベルシタス研究所は、学習する組織の創造に向けた探求する仲間を集め、活動したいと考えております。
ウニベルシタス研究所 所長 大工原 孝
所長
大工原 孝(TAKASHI DAIKUHARA)
1978年3月 日本大学大学院 法学研究科修了 法学修士
─主な職歴─
1978年4月 学校法人日本大学 入職
学部事務局、本部総務部、情報センター開設準備室、秘書・人事各課長、学部事務長、総務・学務・人事各次長を経て、総務・研究推進部長等を歴任
2011年9月 学校法人日本大学 理事 就任(2014年9月退任)
2019年2月 学校法人日本大学 定年退職
2019年5月 ウニベルシタス研究所 所長 就任(現在に至る)
─主な業務歴─
総務・情報システム企画・秘書・人事・学部総括・学事・マスコミ対応・経営戦略・研究推進等
―委員・学会等―
・日本私立大学連盟 調査委員会 委員
・大学基準協会 大学評価委員会・評価分科委員会 委員
・文部科学省委託 『教職協働』先進的事例調査協力者委員会 委員
・大学行政管理学会 監事
・大学行政管理学会 理事
・大学行政管理学会 会長
・都内私立大学 大学外部評価委員会 委員 などを歴任
―主な活動等―
・JCSOS アドバイザリー 就任
他多数
―主な執筆等―
・『プロフェッショナル職員への道しるべ─事務組織・人事・総務からみえる大学の現在・過去・未来─』(ウニベルシタス研究所叢書・飛翔舎)
・『大学事務組織の研究─序説・その必要性─』(大学行政管理学会・学会誌)
・『求められる大学職員像の模索』大学人事研究(大学行政管理学会・大学人事研究グループ)
・『大学職員とこれからの人事部門』IDE No.569「特集 大学職員像を問う」(IDE大学協会)
・『大学の事務組織と職員』IDE No.523 「特集 プロとしての大学職員」(IDE大学協会)
・『大学運営の基盤整備』「私立大学マネジメント」(日本私立大学連盟編・東信堂)
・『事務組織から大学変える』 教育学術新聞(日本私立大学協会)
・『大学の誕生と職員のルーツ─中世ヨーロッパ大学の始まりとビデル─』学会誌20周年記念特集号(大学行政管理学会)
・『事務組織改革と人材育成』大学事務組織研究 第2号(大学行政管理学会・大学事務組織研究会)
・『IRとURA─新しい大学事務の展望─』 大学事務組織研究 第3号(大学行政管理学会・大学事務組織研究会)
・『大学事務織研究の10年を振り返る』大学事務組織研究 第5号(大学行政管理学会・大学事務組織研究会)
・『大学職員は、どこから来て、どこに行くのか【村上義紀氏との対談編】~過去から、現在を解き明かして、未来を予測する』 「学校法人」(学校経理研究会)2019年11月現在連載中
他多数
―主な講演等―
・大学行政管理学会 九州・沖縄地区、中部・北陸地区、東北地区、北海道地区、大学人事研究グループ・大学事務組織研究会 各講演
・「グローバル時代の大学における職員の役割」桜美林大学主催・日中高等教育交流討論会交流会
・IDE誌を深める会 桜美林大学主催 発表
・「内部質保証のための教職協働━新・大学組織論へ━」東邦音楽大学FD/SD研修会 講演
・「危機的状況から脱出するために大学事務職員が採るべき道」神戸女子大学(学校法人行吉学園) 職員研修 講演
他多数
顧問・研究員
顧問<adviser>
村上 義紀(YOSHINORI MURAKAMI)
元学校法人早稲田大学 副総長
村上 雅人(MASATO MURAKAMI)
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 監事
元芝浦工業大学 学長
上席研究員<Fellow>
吉田 信正(NOBUMASA YOSHIDA)
学校法人神奈川大学 監事、元学校法人法政大学 理事、元日本私立学校振興・共済事業団 常勤監事
小川 清四郎(SEISHIRO OGAWA)
学校法人行吉学園 理事、元国立大学法人弘前大学 理事・副学長
井上 雅裕(MASAHIRO INOUE)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任教授
ISAL(Institute for Systems, Arts, and Leadership, イーサル) 代表
元芝浦工業大学 副学長,教授
博士(工学)、技術士(情報工学部門)
山村 昌次(MASAJI YAMAMURA)
元学校法人福岡大学 常務理事・事務局長
吉川 倫子(NORIKO YOSHIKAWA)
学校法人追手門学院 理事、元学校法人芝浦工業大学 理事
研究員<Researcher>
根岸 成直(MASANAO NEGISHI)
学校法人行吉学園 理事
菅澤 喜男(YOSHIO SUGASAWA)
元日本大学大学院 教授
工学博士(北海道大学)
鎌田 積(TSUMORU KAMADA)
神戸医療未来大学 学長・教授
客員研究員<Guest Researcher>
高橋 剛(TAKESHI TAKAHASHI)
慶應義塾大学 新川崎先端研究教育連携スクエア 事務長
寺尾 謙(KEN TERAO)
神奈川工科大学 学生支援本部教務課 課長、八洲学園大学 非常勤講師
柳生 修二 (SHUJI YAGYU)
国立大学法人総合研究大学院大学 附属図書館 副館長
池野 健一 (KENICHI IKENO)
特定非営利法人 海外留学生安全対策協議会 理事長
茅原 修一 (SHUICHI KAYAHARA)
学校法人横浜学園 理事
安田 誠一(SEIICHI YASUTA)
学校法人明星学苑 学苑・大学事務局統合学部等支援室教学企画・学修分析チーム 主任
余田 勝彦(KATSUHIKO YODEN)
摂南大学 研究支援・社会連携センター 課長
吉田 雄一朗(YUICHIRO YOSHIDA)
摂南大学 研究支援・社会連携センター 係長
2024年11月現在
ウニベルシタス研究所・開所趣意書
2019年5月1日 制定
教育の力
日本に限らず、世界全体が殺伐としてきている。格差問題・地球温暖化への取組み・内向き志向と自国第一主義など例を挙げればきりがない。人類が長い時間をかけて学んできた制度や考え方に黄色信号が灯り出している。後戻りできない状態になる前に軌道修正しなければならない。一人の力ではどうしようも出来ないかもしれないが、有為な人材の育成によって食い止めることはできる。教育の力は絶大である。ダイバシテイに基づく寛容な考え方や、永年培ってきた民主主義や何事も武力に訴えないという知の継承は人類の遺産であって、教育機関、とりわけ大学の役割は重い。
「ウニベルシタス」とは
大学の原点は、学生の組合・教員の組合という「ウニベルシタス=同業組合」にあった。社会や世界が複雑化し過ぎて大学単独で物事を解決できるものではないが、本来なら、知の母体として大学が解を提供する責務を負わなければならない。その大学に対して客観的かつ、自由な立場に立つウニベルシタス研究所を開所して、根源的な問題提起をしていくことは最優先課題と考える。研究所のイデアを呼び水として、大学・地方自治体・近隣団体・企業・国が一体となって問題を解決していくことが急がれる。
新しい価値の創造と発信
日本の高等教育では、特に組織論・リーダーシップ論や業務・職員の研究も十分とはいえない。大学はガバナンスとマネジメントを混同しているふしもあり、そもそも市場論的・企業的組織論は大学になじまない。研究研修活動の中で、まず、令和時代の新しい師弟制度の確立を目指し、メンターである上席研究員・研究員と現役大学職員の強固な信頼関係により、複雑化した社会や大学の諸問題を解決する。つぎに、理論の理解と実務の実践による組織の調和を目指し、理論を理解して実務で実践し、そこで得た知を可視化し後世に伝承する。これらを通じて研究所は、日本の大学を取り巻く経済・政治・社会・文化・技術等の経営環境を調査検証しながら、研究成果を国内外に発信することを目的とする。
ウニベルシタス研究所規程
令和元年 5 月 1 日制定
令和 3 年 5 月 14 日改正
(趣旨)
第1条 この規程は、ウニベルシタス研究所(以下、「研究所」という。)の組織及び運営に関し、必要な事項を定める。
(目的)
第2条 研究所は、次の事項に関する理論的・実証的研究を行い、かつ、国内外の大学の発展に寄与することを目的とする。
(1) 大学及び大学を取り巻く経済・政治・社会・文化・技術等の経営環境に関すること
(2) 大学職員及び大学組織に関すること
(事業)
第3条 研究所は、前条の目的を達成するために、次の事業を行う。
(1) 研修事業
(2) 調査研究事業
(3) 外部からの調査研究の受託事業
(4) 調査研究成果等の発表
(5) 紀要・論集等の刊行物の発行
(6) その他研究所の目的を達成するために必要な事業
(組織)
第4条 研究所は、次の各号に掲げる者をもって組織することができる。
(1) 所長 1名
(2) 顧問 複数名
(3) 上席研究員 複数名
(4) 研究員 複数名
(5) 客員研究員 複数名
(所長)
第5条 所長は、研究所の事業を統括し、研究所を代表する。
2 所長は、上席研究員を兼務することができる。
(顧問)
第6条 顧問は、所長が任命する。
2 顧問は、研究所の活動全般について所長に助言することができる。
3 顧問の任期は 1 期 3 年以内とするが、再任を妨げない。
(上席研究員)
第7条 上席研究員は、所長が任命する。
2 上席研究員は、研究所の基幹事業を担い、所長の職務を補佐する。
3 上席研究員の任期は 1 期 3 年以内とするが、再任を妨げない。
4 上席研究員は、研修生に指導することができる。
(研究員)
第8条 研究員は、所長が任命する。
2 研究員は、所長・上席研究員の各職務を補佐し、研修生への指導を補助することができる。
3 研究員の任期は 1 期 3 年以内とするが、再任を妨げない。
4 その他研究員に関する事項は、別に定める。
(客員研究員)
第9条 客員研究員は、大学における実務経験もしくは学識を有する者を招聘し、所長が任命する。
2 客員研究員の任期は 1 期 3 年以内とするが、再任を妨げない。
3 客員研究員から、「幹事」を若干名選出し、所長・上席研究員の職務に対する助言を受けることができる。
4 その他客員研究員に関する事項は、別に定める。
(研修生)
第10条 研究所は、上席研究員による指導を希望する者を研修生として受け入れることができる。
2 研修生は、いずれかの上席研究員の下に所属するものとする。
(運営委員会)
第11条 研究所の円滑な運営を図るため、ウニベルシタス研究所運営委員会を設置することができる。
2 ウニベルシタス研究所運営委員会については、別に定める。
(事務)
第12条 研究所に関する事務は、運営委員会において行う。
(その他)
第13条 研究所における「所長」、「顧問」、「上席研究員」、「研究員」、「客員研究員」は、 いずれも当面の間、無給とする。
(規程の改廃)
第14条 この規程の改廃は、運営委員会の議を経て所長が行う。
附則
この規程は、令和元年 5 月 1 日から施行する。 附則(令和 3 年 5 月 14 日)
この規程は、令和 3 年 1 月 1 日から施行する。